注文住宅ならではの堅牢性とは
天然無垢材を使用して住宅の基礎、柱、梁を施工する注文住宅は、耐震性にも威力を発揮できる住まいです。建売分譲住宅よりも太い建材を使用することも可能なので、予算に応じて選ぶと良いでしょう。住宅の構造体である基礎、柱、梁が太いだけでも、堅牢性が得られます。注文住宅で地震に強い住まいを実現したいと願うのならば、耐風性も得られるように検討しましょう。
耐風性とは風圧に対する強さを意味しており、長時間の歪みにも耐えられることを意味しています。地震は発生してから収束するまでの時間が、比較的に限られています。大きな揺れに耐えられる住まいは、地震を基準にすると一時間以内の耐久性でも実現できてしまいます。耐風性は一時間以内では収まらずに、24時間以上の強風にも耐えられる必要があります。
台風が通過する時期や、季節風が発生するときなど、朝から夜まで強風に吹かれ続けることがあるのは決して珍しいことではありません。台風などの強風は、震度6以上の地震と比較すると弱く感じられるかもしれませんが、長時間にわたって風圧で住宅が歪められ続けると倒壊の危険性も出てきます。注文住宅は、耐震性能だけでなく、風圧に倒壊しない強度も必要です。構造体の柱と梁のほかに、筋交いを施工し、耐久性を高めます。
外壁材には変形しにくい面材を使用して施工することで、堅牢性が向上します。歪みに強く、倒壊しにくい住まいは、家族と財産を守るのに心強い存在です。